僕等は野良猫
「…なんだよっ……‥なんで死んでんだよっ!!!バカ舞鬼っ…!!!!」
雫ちゃんの瞳から
沢山の涙が
溢れ出た
俺は唇を噛みしめる
今、
俺が泣いたら、ダメだ
「……舞鬼…、ありがとな」
俺は舞鬼を抱え
壁に寄りかからせた
俺は
周りを見回す
今、分かった
舞鬼が率いていた梨華屡は、
全滅だった…‥
「…………ごめんな……ありがとう、梨華屡…」
「柏‥っ」
雫ちゃんは
乱暴に涙を拭った