僕等は野良猫
「ところで‥他の奴らは?」
「んー?確か買い物行っとるで?」
「なんかあるのか?」
「お前が来るからや」
柏はニッと笑うと
綺麗なコップに
麦茶?をつぎ
庵に渡した
「聞きたいことあるんやけど、ええか?」
「答えられる範囲なら」
「お前、今も龍雅永久の側にいるんか?」
柏の問いに
庵はチラッと
僕をみる
「柏が抜けた後、少しの間は側にいた。だけど、今は違う」
「そうか。ならええねんけど‥」
「どうした?」
「少しな…心配だったんや。お前、あの子ら裏切ったやろ?だからな‥抜けれんのかと」
柏はフワフワの
ソファーに
座った