僕等は野良猫
夕陽は
唇を噛みしめながら
また頷いた
「…頼む、夕陽」
「死ぬなよっ……バカ双子っ!!!」
「っ‥2人もねっ!!!」
俺と雫ちゃんは
比奈達の後を
追いかけた
多分、
この辺りには居ないはずだ
「……こんなに…‥消えるんだな‥」
雫ちゃんは
倒れている仲間達を見ながら
そう呟いた
俺の頭に、
アイツの顔が浮かんだ
「…艶‥」
アイツがいれば、
大丈夫
大丈夫だよな………艶‥
柏end