僕等は野良猫






「…分かった」


「っ!?比奈!!?」


「…また後で」



比奈は


小さくそう言うと


庵の腕を引き


走って行きました



「はい、比奈」



私はなるべく小さく


そう返しました



『チッ。舐められたもんだな』

『ボロボロなくせに、強気か』



敵は多い



黒猫がいる分、


楽だとは思いますが…‥



「…早めに終わらせたいですね」



私は全力で


敵に攻撃をしかけた



『っぐぅ‥!?』



総長が、


先に倒れるわけには


いきませんからねっ





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