僕等は野良猫
「……艶総長‥っ」
「…泣いてはいけません。まだ、終わっていませんよ」
私は
幹部にそう言うと走り、
黒猫の方に迫っている敵を
蹴り倒しました
「ハァハァ…す、すみません‥」
「いえ。無理は禁物ですよ、子猫君」
私はまた
周りにいる敵と闘う
身体中にできる傷
思うように
動かなくなってきた脚
足元に横たわる仲間
「…いい加減……降参していただけませんか?」
『はっ!!それは、こっちの台詞だっ!!!』
向かってくる敵の手には
キラリと輝く
銀色のナイフ