僕等は野良猫





「……皆を…‥‥頼んで……い…ですか……音…」



猫に頼むなんて…


どうかしていますね‥



分かっています…


でも‥、


この子なら……と思ったんです‥



「……さよなら…です…‥ね‥」



私は


薄れゆく意識の中


不思議な光景を見ました‥‥



猫の彼女が…


人に見えて…しまい‥ました



そして、


何かを言って…るんです‥



『任せて下さい……銀竜総長‥艶さん…』



私は


フと何故か嬉しかった…



彼女に、


そう言ってもらえた事が…‥‥





< 277 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop