僕等は野良猫
『ぐだぐだ喋ってんじゃねぇ!!!』
僕は
向かってくる敵に
蹴りを入れる
「玖音。早く終わらせましょう」
「あぁ。リオン……後ろは預けたぞ」
「はいっ。玖音も、お願いねっ」
僕と玖音は
互いに
目の前の敵に
殴りかかった
信頼できるから、
自分の背中は
お互いで護る
「ハッ!!!」
『ガァ‥っ』
蹴りで距離を取りつつ
敵の隙をつく
なぜだろうね
闘っている時は必ず
玖音の行動が分かるんだ
次に何をするのか、
どっちに動くのか、
あ‥そっか、
僕の中の『浬音』が
知ってるんだ…