僕等は野良猫
「っ!!!猫‥ごときがっ!!!!」
父さんは
噛みついている僕の首を
ガシッと掴むと
壁に投げ飛ばした
ドンッ!!!
「にゃ‥っ」
壁にぶつかり
僕はドサッと
床に落ちる
身体が痛くて痛くて‥
意識が薄れつつある
「音っ!!!」
比奈が
闘いながら叫ぶ
僕は返事をしようと
比奈を見るが
ぼやけていて、
上手く比奈を見れない
僕は
身体を起こそうと
力を入れるが…
またドサッと
倒れた