僕等は野良猫
「くだらんな。アレはもういない」
俺は
唇を噛む
「…やはり俺は、貴方が嫌いです」
浬音を‥
アレと呼ぶ貴方が
本当嫌いだ…
「ふっ。どうでもいいな」
笑う貴方が、
とても憎い……
「…比奈」
「…あぁ゛?」
「……やるぞ」
俺の言葉に
比奈は舌打ちをした
だが、
何も言わずに
父さんに攻撃を始めた
俺も比奈に続き
父さんに攻撃をしかける
さすがに
父さんも歳だ
「ふっ。息を合わせての言葉は……なかなかだな」
父さんはそう言うと
笑いながら
ナイフを振るった