僕等は野良猫





「…お前は甘い、玖音」


「っ‥」



そう言う


父さんの声で


俺は父さんに視線を


向けた



だが既に、


父さんは構えていた



俺に父さんは


また笑った



「……アレは‥そんなお前の為に、死んだんだぞ?。恨むなら、まず自分だろ?」



父さんは


しっかりと、


俺を狙う



微笑みと共に


父さんの指が


動いた




パアァァンッ!!!


乾いた音が


響いた





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