僕等は野良猫
リオンはそう言うと
自分の身体を
ゆっくりと起こした
「っく……」
そして
父さんを
睨んだ
「……殺させない‥絶対に…」
「……」
父さんはまた
銃を構えた
俺はリオンの前に
立とうとした
「っ!!」
だが、
リオンがそれを
許してはくれなかった
「……ねぇ………いつまで、寝てるの‥?」
リオンは
誰かにそう
呟き始めた
「…いい加減……起きてよ………僕、頑張ってるんだよ‥っ?」
「おい…リオンっ」
俺がリオンの
身体を掴むと
リオンは笑った