僕等は野良猫
その言葉と共に
ルイナ様が
パアァァッと現れた
『浬音』
「ルイナ様‥」
優しく
僕の名を呼ぶ
ルイナ様は
とても眩しかった
『貴方の願い………叶えてあげます』
「えっ‥」
ルイナ様は
ニコッと微笑む
そして
ゼロ様に近づくと
ルイナ様はゼロ様の手を
握った
ゼロ様は凄く
嫌そうな顔をしたけど
振り払う事はしなかった
『元人間。一度しか言わない』
ゼロ様は
僕に静かに言う
『お前の全てと引き替えに、お前の願いを叶えてやる』