僕等は野良猫





『お前を一度だけ、人間にする』


「えっ」


『浬音。これはね、直ぐに消えてしまうの…‥。貴方の望む時間ではないかもしれないわ‥』



ゼロ様とルイナ様は


僕に繋いでいる


手を向ける



『『我等、生と死を司る神の名において。この者の願いを、今‥叶える』』



ゼロ様とルイナ様が


そう言うと


向けられている手から


光が溢れ出た



「っ!?」


『『この者と我等の全てを引き替えに…‥』』



僕はその言葉に


叫ぶ



「待って…!!!なんでルイナ様達のもっ!!?」



2人は


確かに言った



僕と2人の全てをと‥




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