僕等は野良猫
「にゃーっ」
「カッシー!!音、抱かせてっ!」
「んー、まぁ、ええでー」
柏は僕を
磨尋に渡した
磨尋は嬉しそうに
微笑みながら
優しく僕を
抱きしめた
「ほな、みんな。歓迎会始めるでーっ」
柏の声に
翆羽のメンバーが
歓声を上げた
「磨尋。音、返して」
「えー」
「飯やらないといけないから」
「んー…わかった」
庵は僕を抱き
肩に乗せた
「……浬音‥大丈夫か?」
「…うん、多分」
僕らは
お互いにしか
聞こえないくらいの
声で話した