僕等は野良猫





心が‥‥


傷ついてる



それに…


何かを叫んでる‥



僕はソッと


抱きしめた光を


ポンッ‥と叩き


呟く



「…だいじょうぶ……だいじょうぶ」



僕は


誰か分からない


傷ついている人に


そう言い


ギュッと抱きしめた



だけど……、


なんだがとても


懐かしいなぁ‥



今まで忘れていた


人としての感情が


溢れてきた



その時………


微かに届いた


言葉



僕はその言葉が


誰のものなのか…‥


すぐに理解できた






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