僕等は野良猫





一度だけ


使える力なら…‥


この力で…


父さんに、永遠の眠りを



僕の身体が


ボワッ…‥と


光り出した



「っう‥!?」



父さんは


顔をしかめた



「浬音っ!!」



玖音が


僕の名を呼ぶ



とても…‥


悲しそうな顔で…



「玖音。リオンの……側に居てあげてね」


「お前、何をする気なんだっ!!浬音っ!!!」



僕は


叫ぶ玖音に


小さく微笑んだ



「僕が、全部終わらせるよ」


「っ!?」


「…終わらせるって…‥なんだよ‥」



庵が


震える声で


そう言った




< 344 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop