僕等は野良猫
一度だけ
使える力なら…‥
この力で…
父さんに、永遠の眠りを
僕の身体が
ボワッ…‥と
光り出した
「っう‥!?」
父さんは
顔をしかめた
「浬音っ!!」
玖音が
僕の名を呼ぶ
とても…‥
悲しそうな顔で…
「玖音。リオンの……側に居てあげてね」
「お前、何をする気なんだっ!!浬音っ!!!」
僕は
叫ぶ玖音に
小さく微笑んだ
「僕が、全部終わらせるよ」
「っ!?」
「…終わらせるって…‥なんだよ‥」
庵が
震える声で
そう言った