僕等は野良猫
「庵………大好き」
僕は
ニコッと笑う
「っ…、俺だって‥俺だって浬音が好きだよっ!!!」
庵は
涙を浮かべながら
そう叫んだ
僕は凄く‥
嬉しかった
猫だったら、
言えなかった言葉
どんな形であれ‥
キミに言えた
「庵……僕は、今回の闘いで……誰も護れなかった‥。だから…‥僕に護らせて‥」
僕の身体から
溢れ出る光が
強くなった
「く‥‥そ………っ」
父さんは
ドサッ‥と
崩れ落ちた
「…大切な‥大切なキミを、護らせて」