僕等は野良猫





父さんは


床に倒れたまま


顔だけを動かし


僕を睨む



「っ…、…死に損ないがぁ‥っ」



僕は強く


願う



父さんの意識を、奪う



更に強まる


僕から溢れる光



「‥勝手すぎだろ…テメェ」



比奈がいきなり


そう呟いた



僕は比奈に


視線を向ける



「…また………逝く気か‥?テメェは。護られたくねぇ」


「……護らせて‥。僕はその為に、ここに来た」



僕の為に


自らの力を与えてくれた


ルイナ様とゼロ様‥



柏に…‥みんな…



「…無駄にしたくないんだ‥比奈」






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