僕等は野良猫
僕は空を舞う
天高く飛ぶと
雲の上にフワリと出た
「ふぅ‥」
僕は小さく息を吐いた
…キツいんだよねぇ
ここまで飛ぶの‥
地上から天空までだと
距離がね…
「浬音?今帰ったの?」
「はい、ルイナ様」
ルイナ様はとても綺麗な
誕生の女神様
僕がいる天界で
一番偉い人
「あのね浬音、地上に行きすぎてはダメよ?」
「え…なぜですか?」
「私はね、浬音を地上に戻してあげたい。だけど…‥地上と天界を行き来すると、大切なエナジーが減るの」
「エナジー…」