僕等は野良猫


特別室は


鎖南のいう通り暗く


少しだけ


物が散らかっていた



「‥気をつけて歩けよ」


「にゃー」



鎖南は僕を


床におろすと


床に座り


ダンボール箱に


周りに散乱している物を


丁寧に入れ始めた



「にゃあ」



僕は近くにあった


服を口にくわえ


鎖南の元に運んだ



「ん?あぁ、ありがとうな」


「んにゃー!」



鎖南は僕の


頭を優しく優しく


撫でてくれた
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