僕等は野良猫


「猫に言っても、意味ないけど……音、聞いてくれるか?」


「にゃーっ」



僕は鎖南の前に座り


返事をした



「俺、ハッキングが得意でさ……銀竜(ギンリュウ)っていう族を探ってたんだ」



鎖南はゆっくりと


話しだした



「銀竜は規模がデカくて、いずれ俺等とも対立する。だから‥その前に少しでも情報を掴もうと思って、ハッキングしたんだ」



…聞いたことがある


銀竜は昔からある族で


銀竜の下には


珊檎(サンゴ)
梨華屡(リカル)
風樺(フウカ)
風月(フウゲツ)


が存在している



そして‥


銀竜は


仲間だった金竜(キンリュウ)を


潰した



意見の対立から


銀竜と金竜は


戦うことになり


戦った結果‥


金竜は銀竜に負けた
< 41 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop