僕等は野良猫
「そしたら‥ハッキング……失敗して…銀竜にハッキングしてたことが‥バレて…」
鎖南は
唇を噛み締めながら
少しずつ話した
「なんとか‥ここの場所を特定されないようにはしたけど……また…ハッキング失敗して…今度は‥特定されたんだ」
…それって
かなりヤバい‥
銀竜は…
どんな奴にも容赦しない
「分かってたはずなのに……油断してた。柏さんにも‥顔向けできない」
鎖南‥
僕は鎖南の足に
すり寄った
「‥心配してくれてるのか?」
「にゃあ‥」
「ありがとう…」
鎖南は僕を
抱き上げ
ギュッ‥と
抱きしめた
「…俺‥銀竜のところに行く。このままじゃ‥柏さんに、迷惑かけるから…」