僕等は野良猫
「僕は残りの魂のカケラで猫の姿になった。庵を助けたかったから。人間になるには‥凄く長い時間が必要で……でもそれじゃ、庵を助けられない」
「‥だから猫になったんか?」
「うん」
柏は優しく優しく‥
僕の頭を撫でた
「庵、前より明るくなったと思うぞ」
「よかった」
「黒猫マジックだな」
「ふふっ」
柏は僕を肩に乗せた
「よし、そろそろ鎖南のとこにでも行くか」
「そうだね」
「鎖南を助けるで。翆羽の大切な仲間を」
「うん!」
柏はバイクを用意し
バイクに乗った
僕は
柏の服の中に入れられた