僕等は野良猫
柏が凄いスピードを
出したおかげで
あっという間に
銀竜の倉庫についた
「‥ここ?」
「そや」
「大きいね」
「傘下が多い族やからなぁ。お、鎖南のバイクあったで」
「じゃあ‥」
「鎖南は倉庫の中やな」
柏は携帯を取り出し
誰かに電話をかけた
「お、でてくれて嬉しいわぁ。久しぶりやなぁ、艶(つや)」
「んー、いやなぁ……今から会えへんか?」
「ん‥んっ、俺と猫だけや。ダメかぁ?無駄な争いはしたくないねん」
「ん……ん‥わかった。今から行くわ」
柏は電話をきった
「柏?」
「許可もろたんや」
「え、誰に?」
「銀竜の総長、艶にや」