僕等は野良猫
「へぇー……って、えぇ!?知り合いなの!?」
「そやでー。洋菓子店の息子や」
「…凄い繋がりだね」
「そやろ?意外に仲ええんやで」
柏はニッと笑う
そして歩き出し
倉庫のドアを
開けた
「柏。貴方はどういう教育をなさっているんですか?」
「許してぇなぁ。悪気はないんやでぇ?」
「はぁ…。貴方の仲間ですからね‥手は出してはいませんが、タダで返す気はありませんよ」
「んー…ダメかぁ?」
「ダメです。勝手にハッキングした、この者が悪いんですから」
「まぁな‥」
柏は頭をかきながら
困った顔をした