僕等は野良猫
「知っとるけど……役にはたたんと思うで?」
「構いませんよ。ただ‥あまりにも役にたたない内容なら、考えますが」
艶は椅子に座り
柏にも座るように
目で示した
柏は示された
椅子に座り
また口を開いた
「まず、黒猫のトップが代わる」
「‥意外ですね」
「まぁな。黒猫はあの子で出来ているような族だからな」
「で、誰になるんですか?」
「確か‥眞那菟とかいう奴だ」
「眞那菟、ですね?」
艶は紙を出し
メモしだした