僕等は野良猫
「色々あったみたいだが、今は仲良くやってるらしい」
「なるほど‥」
「あと黒猫と閻美(エンビ)が手を組んだ」
「閻美が‥!?」
艶の顔が険しくなった
閻美…
僕も噂では
聞いたことがある
「人数はかなり少ないですが、一人一人の力が強い族ですね」
「そや」
「‥黒猫が閻美と手を組むなんて…意外ですね」
「何か考えがあるんやろな」
「…他には、ありませんか?」
「んー…」
柏は少し考え
また口を開いた
「あとは…‥子猫の人数が、1000人になったくらいやないかな?」