僕等は野良猫


僕は柏の肩に乗り


倉庫からでた



「鎖南」



柏の


さっきまでとは違う


低い声に


鎖南はビクッとなった



「勝手なことをするな」


「‥すみません」


「本来なら掟を破った奴を翆羽にいさせることは出来ない。だが‥今回は庵と音、それに艶に免じて追放はしない」


「え‥」


「艶はあれでも銀竜のトップ…なのにお前に手を出さなかった。艶なりの‥フォローだ」



柏はクスッと


笑った



「俺はいつもヘラヘラしているわけじゃない。一応これでもトップだからな‥鎖南、お前は一週間掃除当番だ」


「‥っはい!!!」



鎖南は


笑っている柏をみて


涙を流した



‥よかった


艶と‥柏のおかげだ
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