僕等は野良猫
「あーっ!!!」
僕はビクッと
身体が跳ねた
「ママぁ!!!ねこちゃんがいるーっ!!」
小さな女の子が
お母さんの服を
引っ張りながら
僕を指差した
「あら…降りられないのかしら?」
「かわいそうだよーっ」
「んー…困ったわねぇ」
…え、
なんかこの展開
ヤバくない?
僕‥
降りれるんだけど…
「ママっ!!ゆなが助けるっ!」
「えっ!?危ないからダメよっ!!」
「ねこちゃんがぁーっ!!」
女の子は
泣き出してしまった