僕等は野良猫


…あ、男の人だ



とても綺麗な


整った顔をした


男の人



男の人は


僕がいる木に


登りだした



…うわぁ‥


簡単に登ってきた‥



「…大丈夫か?猫くん」


「にゃー」


「……なんだか余裕みたいだな」


「んにゃーっ」


「‥お前、もしかして降りれるのか?」



‥ヤバッ


んー


どうしよー…



「にゃっ、にゃーっ」


「まぁいい………来い。降ろしてやるから」



男の人は


僕に手を指し出した
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