僕等は野良猫


庵とは


かなり距離が


開いていた



僕は


気づかれないように


庵との距離を


縮めていった



庵は


地図のような物を


見ながら


道を歩いている



僕は人に


踏まれないように


歩きながら


庵を追う



庵は時々


誰かに電話を


かけている



内容までは


流石に分からないが


少し謝っているようだった
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