夏の空


いつも自転車だけど,今日わ歩いてきた


そのことを言ったら,男わ自転車を持ってきて後ろに乗れと言ってきた


「いやいや!私 重いです!」


「チビのくせに,なに言ってんだよ!野球部の体力なめんなよ!」


「……でも…」


「いいから乗りな!!」


男に言われて,渋々後ろに乗った


「………お願いします」


「はーい♪」


そういって自転車わ走り出す


こんな私たちのやり取りを見てる人がいるとわ知らずに………









「一哉せんぱーーい」


「なにー?」


「ほんとに野球部なんですか?」


私わ気になってる質問を思いきって聞いた


「当たり前だろー!」


「そっか♪坊主だもんね(笑)」


そういって黒坊主の頭をなでる


「コラっ!なに許可なく,触ってんだよ(笑)」


「アハハー♪ごめんなさーーい!」


会ったばかりなのに一哉先輩とのたわいもないやり取りに,自然と笑みがこぼれた




そしてうちんちに到着した




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