夏の空



「だーーめ!翔ちゃん,俺の!」


私を抱きしめてるのわ健くんだった


「け,け,健くん!?」


「なーんだ!やっぱ付き合ってんじゃん!」


チャラ男が残念そうに言った


「そぅいぅことだから♪はい!散った散った!」


健くんわ3人衆に手を振った


私から離れた健くんを問い詰める


「健くん!どーゆーこと!?」


「だってあーでも言わないと,あいつまじで翔ちゃん狙うで!」


「だからって……お,俺のって……///」


言ってる自分で顔が赤くなる


「あれー?翔ちゃんなに照れてんのー?笑」


ニヤニヤしながら腰を曲げ,私の顔を覗き込む


その行動に更に顔が赤くなる


「……っ………//………!!」


「アハハー♪」


腹をかかえて笑う健くん


「もぅ!!知らない!!」


「ごめんごめん!!ほらっ!友達さがすんでしょ?」


そういって私の頭をクルっと教室に向けた






教室の中を見渡し,麻美を見つけた


私の視線に気づき,廊下まで出てきてくれた


< 22 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop