夏の空
−ある日−
今日わ真樹ちゃんたちと遊んだ帰り道
学校の近くを通ったときだった
「翔子!」
誰かに名前を呼ばれ振り返った
「一哉先輩!」
振り返るとそこにわ,一哉先輩と隼人先輩に何人かの野球部がいた
「なにやってんの!?」
「友達と遊んだ帰りです」
「こんな遅い時間に出歩いてたら,だめやろ!」
「遅い時間って………まだ8時ですよ?笑」
お父さんみたいな一哉先輩に笑えてくる
「送ってく!」
「えっ?大丈夫で…「じゃあな!」
私の言葉を遮り,一哉先輩わ野球部の友達に別れをつげた
「大丈夫なのにー!」
「俺が心配なの!!」
そういう一哉先輩わ顔が真っ赤
「ありがとうございます///」
つられて私も赤くなる
いつもみたいに帰る私の家までの道
楽しい時間わあっという間に過ぎた
家に着きお礼を言った
「いつもありがとうございます!」
「いいよ!これくらい♪」
「じゃあ,また学校で」
お辞儀を1回して玄関に入ろうとしたときだった
「なあ!」
急に呼び止められ,振り返る
そこにわいつものふざけた一哉先輩でわなく,真剣な面持ちの一哉先輩がいた
一哉先輩わ俯き加減に小さく言った
「俺………お前好きだ」