夏の空


−翌日−


「きゃー!!やっと言われたんだ!!」


「…痛いよ麻美(笑)」


昨日のことを話すと,私の肩をバシバシ叩きながら興奮している


「しっかし一哉先輩ってほんと翔子大好きなんだね!」


「そぅかな?」


「普通 家反対だったら,送らないよ!しかも部活帰りで疲れてるのに!」


「ほんと優しいよね」


「………っでどぅすんの!?」


私の両肩を持ち,顔を近づけてくる麻美




(ち,近い…;)




「自分でもどぅすればいいかわかんないから,麻美に相談乗ってもらいたくて……」


麻美わ私から手を離すと今度わ腕組みし始めた


「うーん………私だったらとりあえず付き合うかな?」


「好きかどぅかわからないのに?」


「うん!付き合ってるうちに好きになるかもしれんやん?好きかわからないからって断るなんて,もったいないやん!」


「確かに…」


「それにちょっとでも好きって思うんだったら,付き合っておかないと後々後悔するよ」


「え?」


「付き合って後悔するかもしれない。付き合わなくて後悔するかもしれない。どっちの道でも後悔するけど………少なくとも一哉先輩わ翔子を泣かすよぅにわ見えないけど!」


「………麻美」


「麻美様の意見わ参考になったかしら?笑」


「なった!ありがとーう!」






自慢げの麻美に飛びつく私


麻美に相談してよかった!


自分の気持ちがすっきりできた






「…………一哉先輩と付き合うことにする」


「うん!おめでとう♪」


「私も隼人先輩と付き合いたーい!」


「アハハー♪」






自分のことを真剣に考えてくれる最高の親友だよ




今日 一哉先輩に返事しなきゃ!





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