夏の空
−次の日−
職員室に向かう途中,隼人先輩に会った
「あ!隼人先輩,おはようございます!」
「おー」
相変わらずクールな人だ
でも意外なことに隼人先輩から話をしてくれた
「付き合ってんだな?」
「え?//……はい//」
「おめでと」
「ありがとうございます!」
「まあーあいつの態度見てたら,幸せそうだな」
「はい!優しいです。かあ……じゃなくて一哉先輩」
「かあ?」
「一哉先輩って呼ぶの禁止だから,かあくんなんです」
「ハハハ!ウケる(笑)」
あの隼人先輩がおなかをかかえて笑っている!!
ツボがよくわからない人だ
「あいつが先輩って呼ぶなって?」
「はい」
私わ昨日の出来事を一部始終話した
「へぇ〜あいつがアイスねー」
「え?なんかあるんですか!?」
隼人先輩が不適な笑みを浮かべる
私わ気になって仕方なかった
「まー付き合ってれば,そのうちわかるけど。あいつ甘いのダメやんね」
「え?でもアイスですよ?」
「あーあいつわほんとそーゆーのも無理。とくに苺とかチョコとか。菓子も食わんし」
「え!?でも昨日……」
「あいつの優しさだろ?お前のことよっぽど好きなんだな」
「………////」
隼人先輩の言葉に驚きを隠せない
嬉しくて仕方がない