夏の空
「じゃあ俺行くわ」
「あ!ありがとうございました!」
教室に向かう隼人先輩の背中を見送る
「あっ!」
すると隼人先輩わなにかを思い出したかのよぅに,ゆっくりこっちを振り返る
「どうしたんですか?」
「俺あんたのこと呼び捨てにするの禁止にされてる」
「えっ?」
「俺が翔子って呼ぶと怒られる」
「なにそれ(笑)」
「ラブラブなのと独占欲わほどほどにな!」
「……///」
「じゃあな沢村さん」
そういって片手をあげ,去って行った
隼人先輩から話を聞き,かあくんに会いたくて仕方ない(笑)
偶然にも今日 部活休みの日だから,一緒に帰ることになっている
授業が終わり急いで待ち合わせの玄関へ
すでにかあくんわいた
「かあくん!」
「わっ!びっくりした!」
後ろから思い切り飛びついた
隼人先輩の話をまた思い出し,笑みがこぼれる
「うふふ〜」
「なにニヤついてんの?(笑)」
「なんでもなーーい♪」
そういってかあくんにギューっ抱き着いた
「怪しいなー!」
「いーの!帰ろっ」
「おーっ」
差し出されたかあくんの手を握る私
いつまでもこの幸せを願いながら,2人肩を並べ歩いた帰り道だった