夏の空


−その日の夜−


あれからずっとモヤモヤしたまま


ほんとにこのままやっていけるか不安で仕方なかった


そう思い,ベッドに寝転んだ瞬間




♪♪♪〜






電話が鳴った




−着信−

 麻美






「はあーい」


「もしー!元気ー?」


「こないだ会ったやん(笑)」


麻美とわ家が近く,よく頻繁に遊んでいた


かあくんわずっと部活だから




「今なにしてるー?」


「とくになにもー」


「暇じーん!!」


「お互いね(笑)」


「今 隼人といるんだけど,翔子もこない?」


実わ麻美と隼人先輩


夏休み入る前に付き合い始めたんだ


麻美の猛アタックに先輩も惹かれていったみたい





「隼人が休みってことわ一哉先輩も休みやん」


「あー…そぅだね」


「誘っておいでよ♪」


このタイミングで…………(笑)








私わ今日あったことを全部麻美に話した







「………ってことなんでやめておくね」


「ちょ!なにそれ!翔子わ大丈夫なの!?」


「んー…びみょー(笑)」


「ちょっと!!!!今から翔子出てきて!!○○に集合!!」


電話越しでもわかるくらい,麻美が興奮してる


「えっ?ちょっと……」


「口答えしない!じゃあ待ってるから!…ブチッ」


「…ツーツー…」


「もぅー…」





言うだけ言って電話わ切られた


私わ軽くメイクをして約束の場所へ向かった







お店に入ると麻美と隼人先輩が並んでいた



「こっち!こっち!」


麻美が手招きして私を呼ぶ


「あ!隼人先輩こんばんわ」


「おぅ」


夏休み前に1回2人のツ-ショット見たけど,じっくり見るとほんと正反対の2人だ(笑)




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