夏の空
「おー 真樹に翔子やん!」
「おーすっ♪」
「おはよー!」
たくさんの声が飛び交う中,1人の男が集団から出てきた
「よっ!真樹,元気か?」
「健吾,やっときたねー(笑)」
−早瀬健吾−
背も高く,髪わ茶髪
耳にわたくさんのピアス
着崩した制服
(………ヤンキーだ!)
私が集団にとけこめず,後ろの方にいるとツヨシが話かけてくれた
「翔子!こっち来いよ!」
ツヨシに呼ばれて,私も円の中に入った
健吾と呼ばれるその男を引っ張り,紹介してくれた
「こいつ健吾!俺らと同じ中学で同じクラスなんだけど,やっと今日から学校きたわ(笑)」
ツヨシ,真樹ちゃん,健吾わ同じ中学出身だ
健吾と呼ばれる男わ1歩前に出てきた
「俺,健吾!よろしく!」
そう言って手を差し出した
「あ…翔子です…」
恐る恐る手を握った
「「…………」」
手を握ったまま沈黙が続いた
(…な,なんかしゃべらなきゃ!;;)
しかし沈黙を破ったのわ男の方だった