夏の空
授業も終わって帰り道
今日わみんなとも都合が合わず,1人で帰ることになった
玄関に着き,靴を履きかえてる時だった
「…あれ?こないだのチビじゃん!」
「え?」
いきなり話かけられ振り返ると………
「あ!こないだの!」
「覚えてたんだ♪おチビちゃん」
そういって腰を曲げ,顔を覗き込んできた
「チビじゃないです!!」
「じゃあ名前なんてゆーの?」
「……沢村翔子ですけど…」
「翔子ね!俺,一哉!覚えといてね♪」
満面の笑みで私を見る
「まあー…気が向いたら(笑)」
「おいっ!」
「アハハ♪」
始めわ失礼な人だと思ったけど,案外いい人なのかも
「俺,今日部活休みなんだ!一緒に帰ろーぜ」
部活………やっぱ野球部だったんだ!(笑)
…ってそうじゃなくて!!!
「なんで急に?(笑)そもそも家どこなんですか?」
「俺んちわ……そういう翔子わどこ?」
「うちんちわ〇〇あたりですけど……」
「なら近い近い!行こーぜ」
そういって男わスタスタと歩き出した