☆ふわふわお姫様とクールなナイト☆
「あぁ、それでね愛希姫
今年の新入生歓迎会なんだけど
ダンスパーティーらしいわ」
桜ちゃんが言った。
「ダンスパーティー?」
「へぇ…今年は全校参加型なんですね」
きょう君が言った。
確か去年は…
生徒会の人が劇をやってくれたんだっけ
結構楽しかったし…
「そうなのよ
それでね今日から3日間ダンスパーティーの相手探しってことらしいの」
「そうなんだ~」
「だからね、愛希姫は一人になっちゃだめよ
必ず私達の誰かとは一緒にいて」
「ふぇ?」
「そうそう、愛希姫が一人になんてなったら大変よ!!」
萌留ちゃんが私の頬を両手ではさんで言った
「そうなの…?」
「そうよ!!
いい!?響夜!!」
萌留ちゃんはきょう君に向き直った
「ちゃんと守りなさいよ!!
わかった!?」
「言われなくても…
当然」
きょう君が にっ と不敵な笑みをうかべた