土曜日の図書館
プロローグ―噂の本―
人は見たことがなければ、それが嘘だと思い込む。
でもそれこそが嘘なんだ。
今の君が見たことのないだけ。
たったそれだけの話。
君が知らない場所に
誰かが行った、だけの話。
知らないからないと決めつけてしまう前に信じてみて。
そうすれば君も出会うかもしれない。
異世界への扉。
君のイメージが形になる場所。
『土曜日の図書館』に眠る
あの『本』に。