土曜日の図書館
「はぁ…別に構いませんが。」
「じゃなくて。下の名前で呼んでもいいかな?」
「下の名前…?」
「『凜』って呼びたいなって話なんだけど。」
「…っ…。」
ポッと赤くなるその頬が可愛い。
制服でおさげ髪に生傷という有り得ないものの組み合わせだけど、そんなちぐはぐさも可愛く見える。
「ダメかな?」
「…構いません。好きにして下さい。」
「じゃあ凜ちゃん。」
「…ちゃんはいりません。」
「じゃー…凜。」
「…何ですか?」
「呼んでみただけー。」
「…帰りますっ!」
「あ、待って。」
俺は彼女の腕を掴んだ。
彼女は振り払わずに、黙って俺に腕を掴まれている。
「…何ですか?」
「じゃなくて。下の名前で呼んでもいいかな?」
「下の名前…?」
「『凜』って呼びたいなって話なんだけど。」
「…っ…。」
ポッと赤くなるその頬が可愛い。
制服でおさげ髪に生傷という有り得ないものの組み合わせだけど、そんなちぐはぐさも可愛く見える。
「ダメかな?」
「…構いません。好きにして下さい。」
「じゃあ凜ちゃん。」
「…ちゃんはいりません。」
「じゃー…凜。」
「…何ですか?」
「呼んでみただけー。」
「…帰りますっ!」
「あ、待って。」
俺は彼女の腕を掴んだ。
彼女は振り払わずに、黙って俺に腕を掴まれている。
「…何ですか?」