土曜日の図書館
「小澤くんってそういうところちょっと変わったわよね。
去年は来るもの拒まずだったのに。」
「…なんかそれ、俺がすごいやな奴みたいじゃないですか。」
「やな奴だったじゃないのー!モテるからって彼女とっかえひっかえ。」
「…それはただ単に俺がフラれ続けてただけですけどね。」
「ま、そろそろ本命様も来る時間だし?
少し期待してみたらー?」
「…期待はしないでおきますよ。そういうの疎い子ですし。」
「あらそ。じゃ、あたしは別の書庫行ってくるわ。」
「そうしてください。」
嵐のような黒瀬さんはニコッと営業用スマイルを一瞬だけ覗かせて去って行った。
そんな黒瀬さんからのチョコを狙ってなのか、今日はやたら男性の利用者が多く、黒瀬さんにレファレンスを頼む人も多い。
とりあえずこのチョコはポケットに入れておくしかないな。
休憩時間はとっくに終わってて控室には戻れないし、仕事も残ってる。
俺はかなり大雑把にポケットにチョコを押し込んだ。
それからしばらくして2階に上がってきた彼女が目に入った。
いつもと同じのポーカーフェイス。
ただ、それが時折変わることを知っている俺はその表情を変えたくて仕方がない。
「こんにちは。今日は早かったね。」
「こんにちは。…そうかもしれませんね。」
一瞬言葉が止まった彼女に若干の違和感を覚えながら、俺は作業を続けた。
本棚の整理と返却図書を戻す作業だ。
去年は来るもの拒まずだったのに。」
「…なんかそれ、俺がすごいやな奴みたいじゃないですか。」
「やな奴だったじゃないのー!モテるからって彼女とっかえひっかえ。」
「…それはただ単に俺がフラれ続けてただけですけどね。」
「ま、そろそろ本命様も来る時間だし?
少し期待してみたらー?」
「…期待はしないでおきますよ。そういうの疎い子ですし。」
「あらそ。じゃ、あたしは別の書庫行ってくるわ。」
「そうしてください。」
嵐のような黒瀬さんはニコッと営業用スマイルを一瞬だけ覗かせて去って行った。
そんな黒瀬さんからのチョコを狙ってなのか、今日はやたら男性の利用者が多く、黒瀬さんにレファレンスを頼む人も多い。
とりあえずこのチョコはポケットに入れておくしかないな。
休憩時間はとっくに終わってて控室には戻れないし、仕事も残ってる。
俺はかなり大雑把にポケットにチョコを押し込んだ。
それからしばらくして2階に上がってきた彼女が目に入った。
いつもと同じのポーカーフェイス。
ただ、それが時折変わることを知っている俺はその表情を変えたくて仕方がない。
「こんにちは。今日は早かったね。」
「こんにちは。…そうかもしれませんね。」
一瞬言葉が止まった彼女に若干の違和感を覚えながら、俺は作業を続けた。
本棚の整理と返却図書を戻す作業だ。