キミ色
陽射しの眩しさに目を開けると、俺は昨日帰ってきた時と全く同じ格好でソファに座っていた。
携帯を開けると、9時とデジタルの数字が示している。
9時か…
いつの間に寝たんだろう?
寝ぼけ眼のまま、冷蔵庫に向かいレモンティーを作る。
そして、1口含もうとした時あることが脳裏を過ぎった。
「……蓮?」
寝ぼけていた頭がようやく回転してきた。
やばい…
蓮に怒られる!
遅れる時は連絡厳守の蓮に、無連絡かつメール、着信、無返信。
確実に、キレられるだろう。
俺は作ったレモンティーを一気飲みすると、適当に全ての用意を済ませ家に鍵をかけた。
いつもはワックスで元気の良い髪の毛も、今日はぺしゃんこだ。
せっかく晴れていて今日は湿気が少ないのに…
なんてそんなことを想っても、蓮の説教には勝てない。
俺の嫌いなものBSTE3に堂々と入ってくる蓮のお説教…
いつも聡クンが怒られているのを見ている分、俺の恐怖心はハンパなく震えている。
あの表情で今度は俺が怒られるのだ…
今日は久しぶりの晴天だというのに、そのことを考えるだけで俺の心は沈んでいく。
無理矢理走らせる俺の足は、もうそろそろ限界だというように訴えてきていた。
それでも、俺は足を動かした。
蓮の為に─…。
携帯を開けると、9時とデジタルの数字が示している。
9時か…
いつの間に寝たんだろう?
寝ぼけ眼のまま、冷蔵庫に向かいレモンティーを作る。
そして、1口含もうとした時あることが脳裏を過ぎった。
「……蓮?」
寝ぼけていた頭がようやく回転してきた。
やばい…
蓮に怒られる!
遅れる時は連絡厳守の蓮に、無連絡かつメール、着信、無返信。
確実に、キレられるだろう。
俺は作ったレモンティーを一気飲みすると、適当に全ての用意を済ませ家に鍵をかけた。
いつもはワックスで元気の良い髪の毛も、今日はぺしゃんこだ。
せっかく晴れていて今日は湿気が少ないのに…
なんてそんなことを想っても、蓮の説教には勝てない。
俺の嫌いなものBSTE3に堂々と入ってくる蓮のお説教…
いつも聡クンが怒られているのを見ている分、俺の恐怖心はハンパなく震えている。
あの表情で今度は俺が怒られるのだ…
今日は久しぶりの晴天だというのに、そのことを考えるだけで俺の心は沈んでいく。
無理矢理走らせる俺の足は、もうそろそろ限界だというように訴えてきていた。
それでも、俺は足を動かした。
蓮の為に─…。