キミ色
次の日からさっそく俺は「MiLky」にいた。
学校から直行で行ってギリギリ5時に間に合った。
あれだけ遅刻厳禁と言われたら、流石にすることは出来ない。
「お!櫂、やっと来た!!初日から遅刻かと思ったよ!」
美波さんはそう言うと、俺に黒いエプロンを渡した。
そして、2人のバイトを連れてくると、エプロンを着けている俺に紹介し始めた。
「こっちが桐生で、こっちが愛依ちゃん。で、この子が新しく来てくれた槻丘櫂ね。」
2人を見て一礼すると、2人も頭を下げてくれた。
「よろしくお願いします。」
先にそう言ってくれたのは、泉(イズミ)と書かれた名札をつけている女性だった。
多分、俺より年上だろう。
さっき、美波さんが“愛依(メイ)ちゃん”と言っていた子だ。
「よろしくお願いします。」
続けて桐生(キリュウ)さんにもそう言われ、俺も言葉を返した。
桐生さんもまた、見た感じ俺より年上だろう。
「ありがとう。じゃあ、お客さんお願い出来る?」
美波さんの一声で2人は素早く仕事に戻っていった。
「他にもいるよ。今日はこの2人だけど、明日はまた違うから。うちのスタッフは櫂を含めて全員で7人、あ!あたしを含めたら8人だけど。」
7人もいるんだ…
去年はずっと時雨と一緒に入ってたから、他の人なんてあまり気にしてなかった。
「あ、去年もいた悠くん歩美ちゃんとかもいるし安心して!仕事は去年と全く一緒だから、臨機応変でよろしく!!」
「…はい。」
だから…、悠(ユウ)くんも歩美(アユミ)ちゃんも俺知らないんですけど─…
学校から直行で行ってギリギリ5時に間に合った。
あれだけ遅刻厳禁と言われたら、流石にすることは出来ない。
「お!櫂、やっと来た!!初日から遅刻かと思ったよ!」
美波さんはそう言うと、俺に黒いエプロンを渡した。
そして、2人のバイトを連れてくると、エプロンを着けている俺に紹介し始めた。
「こっちが桐生で、こっちが愛依ちゃん。で、この子が新しく来てくれた槻丘櫂ね。」
2人を見て一礼すると、2人も頭を下げてくれた。
「よろしくお願いします。」
先にそう言ってくれたのは、泉(イズミ)と書かれた名札をつけている女性だった。
多分、俺より年上だろう。
さっき、美波さんが“愛依(メイ)ちゃん”と言っていた子だ。
「よろしくお願いします。」
続けて桐生(キリュウ)さんにもそう言われ、俺も言葉を返した。
桐生さんもまた、見た感じ俺より年上だろう。
「ありがとう。じゃあ、お客さんお願い出来る?」
美波さんの一声で2人は素早く仕事に戻っていった。
「他にもいるよ。今日はこの2人だけど、明日はまた違うから。うちのスタッフは櫂を含めて全員で7人、あ!あたしを含めたら8人だけど。」
7人もいるんだ…
去年はずっと時雨と一緒に入ってたから、他の人なんてあまり気にしてなかった。
「あ、去年もいた悠くん歩美ちゃんとかもいるし安心して!仕事は去年と全く一緒だから、臨機応変でよろしく!!」
「…はい。」
だから…、悠(ユウ)くんも歩美(アユミ)ちゃんも俺知らないんですけど─…