キミ色
成績表を見せ合いながら、ざわざわと騒がしくなる教室。
いろんな表情が視界の中に次々と入ってくる。
蓮もそんなクラスメイトの1人だ。
そして…、俺の彼女―……
俺は蓮のことが好きじゃない…?
嘘だ。
蓮のことは好き。
じゃあ、なんで好き…?
なんで…好き、、、?
―……愛のない彼女だっているんだよ……
そんな…
違う、そんなの違う―…
俺には蓮が必要だったんだ。
蓮にも、きっと誰かが必要で…
…でも、
だから、お互いの溝を埋めるタメに、俺たちは付き合ったのかもしれない―…
…愛情があって付き合った訳じゃなかった…──
屋上で蓮の泪を見たとき、想ったんだ。
手をさしのべてあげないと…
助けてあげないと…って。
…今、解ったかもしれない―…
この感情こそが…
“同情”だったんだ―………
いろんな表情が視界の中に次々と入ってくる。
蓮もそんなクラスメイトの1人だ。
そして…、俺の彼女―……
俺は蓮のことが好きじゃない…?
嘘だ。
蓮のことは好き。
じゃあ、なんで好き…?
なんで…好き、、、?
―……愛のない彼女だっているんだよ……
そんな…
違う、そんなの違う―…
俺には蓮が必要だったんだ。
蓮にも、きっと誰かが必要で…
…でも、
だから、お互いの溝を埋めるタメに、俺たちは付き合ったのかもしれない―…
…愛情があって付き合った訳じゃなかった…──
屋上で蓮の泪を見たとき、想ったんだ。
手をさしのべてあげないと…
助けてあげないと…って。
…今、解ったかもしれない―…
この感情こそが…
“同情”だったんだ―………