キミ色
3:儚い花火
次の日目覚めると、また目の前の机には朝ご飯が置いてあった。
勿論、あの青いコップも置かれてある。
俺は昨日と全く同じ壁にもたれかかりながらいつの間にか寝ていた。
携帯のサブディスプレーを覗くと、また10時と書かれていた。
「行きたくねぇな…」
弱音を吐くと、俺はとりあえず朝食を食べ始めた。
昨日泣いてしまったせいか、目に違和感を感じる。
俺は鞄の中から目薬を取ろうとした時、中から一緒に紙が出てきた。
少し、くしゃっとなっている紙。
そこには、時雨の字で“オレ、カイ、クウちゃん☆、”と書き示されている。
それを見た瞬間、昨日の出来事が俺の頭をフラッシュバックした。
俺を睨みつけていた時雨の顔、何も言えなかった俺、そして…空羽のあの切ない表情、転がっていた砂時計…。
はぁ─…
心の中でタメ息が何度も零れ出る。
俺は空羽をどうしたいのだろう?
答えが分からない自問自答を繰り返しながら、空羽の作ってくれた朝ごはんに手をつけた。
青いコップを持つたびに、あの時の空羽と残像のように被って出てくる花音。
俺は立ち上がり、冷蔵庫からいつものレモンティーを取り出して、氷を2、3こ入れた。
勿論、あの青いコップも置かれてある。
俺は昨日と全く同じ壁にもたれかかりながらいつの間にか寝ていた。
携帯のサブディスプレーを覗くと、また10時と書かれていた。
「行きたくねぇな…」
弱音を吐くと、俺はとりあえず朝食を食べ始めた。
昨日泣いてしまったせいか、目に違和感を感じる。
俺は鞄の中から目薬を取ろうとした時、中から一緒に紙が出てきた。
少し、くしゃっとなっている紙。
そこには、時雨の字で“オレ、カイ、クウちゃん☆、”と書き示されている。
それを見た瞬間、昨日の出来事が俺の頭をフラッシュバックした。
俺を睨みつけていた時雨の顔、何も言えなかった俺、そして…空羽のあの切ない表情、転がっていた砂時計…。
はぁ─…
心の中でタメ息が何度も零れ出る。
俺は空羽をどうしたいのだろう?
答えが分からない自問自答を繰り返しながら、空羽の作ってくれた朝ごはんに手をつけた。
青いコップを持つたびに、あの時の空羽と残像のように被って出てくる花音。
俺は立ち上がり、冷蔵庫からいつものレモンティーを取り出して、氷を2、3こ入れた。