キミ色
朝食を食べ終わったと同時ぐらいに、家のチャイムが鳴り響いた。
こんな時間に…誰だ?
一瞬、時雨の顔が浮かんだが、流石に昨日あんなことがあったし違うだろう。
だとすると、俺には思い当たる人物が見つけられなかった。
俺は忘れていた。
もう2人、俺の仲間がいたことを。
ゆっくりと玄関の扉を少しだけ開けると、次の瞬間向こうから思い切り扉が開かれた。
ドアノブを掴んだまま前に出てしまった俺の目に飛び込んできたのは、満面の笑みを浮かべて俺を見る懐かしい2人だった。
「……っうわ!ッ翔夢先輩!?篠先輩!?」
「よっ!!」
「お前!学校サボんなよ!?入んぞ」
そう言って、俺を残し先輩達は勝手にズカズカと部屋に上がっていってしまった。
翔夢(カケム)先輩と篠(シノ)先輩は同じ高校の先輩だ。
今年高3で受験にも関わらず、バスケしかしていない…
まぁ、いわゆる“バスケ馬鹿”に分類される人達だ。
俺が先輩達を知ったのは、時雨の紹介だった。
中学でバスケをしていた俺が、高校でもバスケをすると想っていたらしく先輩達を連れてきた。
結局入らなかったけど、先輩達は俺のプレーを少し見ると次の日から猛烈な勧誘を始め出した。
そうゆう関係で、俺と時雨と先輩達はすぐに仲良くなった。
こんな時間に…誰だ?
一瞬、時雨の顔が浮かんだが、流石に昨日あんなことがあったし違うだろう。
だとすると、俺には思い当たる人物が見つけられなかった。
俺は忘れていた。
もう2人、俺の仲間がいたことを。
ゆっくりと玄関の扉を少しだけ開けると、次の瞬間向こうから思い切り扉が開かれた。
ドアノブを掴んだまま前に出てしまった俺の目に飛び込んできたのは、満面の笑みを浮かべて俺を見る懐かしい2人だった。
「……っうわ!ッ翔夢先輩!?篠先輩!?」
「よっ!!」
「お前!学校サボんなよ!?入んぞ」
そう言って、俺を残し先輩達は勝手にズカズカと部屋に上がっていってしまった。
翔夢(カケム)先輩と篠(シノ)先輩は同じ高校の先輩だ。
今年高3で受験にも関わらず、バスケしかしていない…
まぁ、いわゆる“バスケ馬鹿”に分類される人達だ。
俺が先輩達を知ったのは、時雨の紹介だった。
中学でバスケをしていた俺が、高校でもバスケをすると想っていたらしく先輩達を連れてきた。
結局入らなかったけど、先輩達は俺のプレーを少し見ると次の日から猛烈な勧誘を始め出した。
そうゆう関係で、俺と時雨と先輩達はすぐに仲良くなった。