キミ色
「そう…なの?」
まだ信じられないのか、蓮はぽかんと口を開けている。
俺は大きく頷き、蓮に優しく笑いかけた。
「…なんだ─…、あたしてっきり、、、」
「俺と空羽は別になんにもないよ。」
そう空羽はただのいとこだ。
俺は自分にも言い聞かせるように、蓮にそう言った。
そして、俺は決意を固めたんだ。
「なぁ、蓮…?」
「うん?何?」
さっきのことで笑いながら、こっちを向いた蓮を俺は真剣に見つめた。
俺はお前を守りたい…。
俺が、俺なんかが、蓮の心の傷を埋めてあげられるのなら。
蓮の笑顔を導いてあげられるのなら。
蓮の心を救ってあげられるのなら。
蓮の気持ちを潰さないであげられるのなら。
蓮、キミは色んなものを1人で抱えすぎだ─…
「…蓮の背負ってる重荷、俺に預けてくれない?
…絶対に、放しはしないから、何があっても守り抜くから…」
夜空に響いた俺の言葉で、蓮の目からまた一粒の泪が零れた。
俺はそっと優しく蓮を抱きしめると、蓮は俺の胸の中に顔を埋めて、また大粒の泪を流し続けた。
その時、聡クンの最後の線香花火が消えたなんて知る由もなく…。
まだ信じられないのか、蓮はぽかんと口を開けている。
俺は大きく頷き、蓮に優しく笑いかけた。
「…なんだ─…、あたしてっきり、、、」
「俺と空羽は別になんにもないよ。」
そう空羽はただのいとこだ。
俺は自分にも言い聞かせるように、蓮にそう言った。
そして、俺は決意を固めたんだ。
「なぁ、蓮…?」
「うん?何?」
さっきのことで笑いながら、こっちを向いた蓮を俺は真剣に見つめた。
俺はお前を守りたい…。
俺が、俺なんかが、蓮の心の傷を埋めてあげられるのなら。
蓮の笑顔を導いてあげられるのなら。
蓮の心を救ってあげられるのなら。
蓮の気持ちを潰さないであげられるのなら。
蓮、キミは色んなものを1人で抱えすぎだ─…
「…蓮の背負ってる重荷、俺に預けてくれない?
…絶対に、放しはしないから、何があっても守り抜くから…」
夜空に響いた俺の言葉で、蓮の目からまた一粒の泪が零れた。
俺はそっと優しく蓮を抱きしめると、蓮は俺の胸の中に顔を埋めて、また大粒の泪を流し続けた。
その時、聡クンの最後の線香花火が消えたなんて知る由もなく…。